オメガシーマスターのバックル止めの故障修理!

オメガのベルト留めの修理方法

オメガシーマスターの買取時に一番と言っていいほど故障している確率が高い部分はバックルを止めるバネがきかなくなっていることです、簡単に治りますのでご紹介します。

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シーマスターのベルトが止まらない!!

オメガの時計
オメガのシーマスターを買取るときによくある故障があります。
それはブレスのバックルがしっかり止まらないというものです。
この故障は意外と簡単に治りますので紹介します。
ベルトが壊れているものと壊れていないものでは大きく買取価格が違いますので、直してから買取店に持っていったほうがいいと思います。
(当店の場合はオメガのプッシュ故障の時計は5000円の買取価格がマイナスとなります。)
※このバックル部分をクラスプと言いますので下記からクラスプと表現します。


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故障の原因

バックルを止めるバネ
写真のようにクラスプ部分を分解すると、クラスプ部分を留めたり、外す際に押すボタンのテンションに使われる針金状のバネの一部が折れています(写真左上部分)。
このバネを交換するだけで治りますので、ブレスのコマ調整ができるスキルのある方なら簡単に交換できます。

 


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交換の仕方

バネの分解交換
まずはクラスプ横にあるおプッシュピンすぐ横にあるピンを抜きます。
これは調整用ブレスコマと同じ、中空のパイプにはまっているピンですので、ブレス用のピン抜きで簡単に押し出せます。
ピンを抜いたらパイプが外れますので、ピンとパイプの2本を転がっていかないところに保管します。

 


スクラブバネ交換

 

ピンを外したら、中央付近に穴が開いたプレートが車のボンネットのように開いて外せますのでこれを取り除きます。
すると交換したいバネが現れますので交換します。
クラスプを外すときに押すピンに刺さっていますのではめにくいですが、ピンセットなどを使ってうまいこと入れてください。
後は逆の順番ではめていくだけです。
全部外した時に汚れが有れば中性洗剤と歯ブラシでクラスプ全体を洗浄するのも良いでしょう!


 

※こういった故障したオメガの時計でも自信を持って高価買取出来るようになりますので覚えていて損はありますん。

どうでしたか?
このプッシュ式のベルトが壊れているだけで買取店に持っていったとき数万円も査定ダウンさせられることがあります。
買取バイヤーの知識にも寄りますが、そこまで熟知しているバイヤーは少ないと思います、なので自分で治せる分は直したほうが特になるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか?オークションやフリマアプリで売るときも落札価格が大きく上がると思います。
ベルトによってバネの種類が違いますので、クラスプ部分に番号(数字)が刻印されていますのでその番号がクラスプの番号となりますので番号確認してからご相談ください