2020年から2021年以降にかけてシリアルナンバーが無い物が出ています。
今後RFID(ICチップ)で情報が埋め込まれた物が出てくると予想されます。
1980年代後半から2020年までは
ヴィトンの革製品には必ずと言っていいほどシリアル番号が刻印されています。
これは製造年月日と工場の場所を示す刻印です。
なので買取時はどのお店もシリアル番号を確認することが業務マニュアルとなっています。
【シリアル番号の確認方法や読み方は下記に説明しています。】
買取店はシリアルの確認することによって、
をします。
まず買取店には偽物のヴィトンがよく持ち込まれますので、偽物だった場合を想定します。。
わざと持ち込みするお客さんと、プレゼントで貰ったヴィトンを持ち込むお客さんと両方います。
なので鑑定は必須の業務となります、偽物を買取したらリアルに売り上げにならなく、損害しか生まれないですから必ず必須作業です。
真贋鑑定時は、シリアルの刻印が打ってある場所をまず見ます。
シリアルの刻印がされている場所はまず固定されていますので、場所が違えば偽物を疑います。
次にシリアルの番号の確認です。
シリアルによって製造年月日がわかりますので、ありえない番号の場合も偽物を疑います。
シリアルが未来の年月日だった場合ありえませんし、そのバッグが発売された年より前の刻印だとしてもあり得ませんからね。
たまに昔のコピー品では14月に製造されているという、ありえない月や年が見受けられることがありましたが、最近では理にかなった番号がほとんどです。
さらに工場番号も確認します、その工場番号で製造国がわかりますので、MADE IN ITLYと刻印されているのにフランスの工場番号だったとしたら、それもおかしいですよね。
このようにシリアルで真贋をするマニュアルとなります、もちろんその他縫製や生地も見ます。
製造年月日がわかったら、その製造年月日によって買取価格を変動させます。
例えば、同じヴィトンの財布でも今年製造されたシリアルと10年前に製造されたシリアルでは、新しい製造年のほうが高くなります。
これは車と同じで、年式が高ければ高いほど新しく 経年劣化がないのがわかりますので購入者も新しいのを欲しがるのは必然です。
メルカリやヤフオクを見ても最近の購入者はシリアルのことを知っている人が多いので、質問欄で確認されていることが多く見られます。
出品するときはシリアル場所の撮影をされたほうが売りやすいかもしれないですね。
このようにヴィトンの場合、シリアルはかなり重要な部分ですので、見えなくなったり不鮮明ですと後々売却時に影響します。なので買取価格にも影響します。
シリアル番号の読み方は何回か変更されています。
1990年ごろまでは
例)882RAもしくは882
という刻印です
882 RAの内容は
そのまま88年2月にRAという工場番号で製造されたという意味です。
※工場番号については下記に説明しています。
※工場番号はこの頃ない場合があります。
※1992年ころまでこの刻印はあるようですので新旧の刻印が1989-1992年までまばらです。
1990年頃-2007年頃
例)AR1918
という刻印です
最初のARは工場番号です
次の1918は
初めの1と3番目の1を月で見ます。
2番目の9と4番目の8を年で見ます
なので98年11月にARという工場で製造という意味になります。
2007年-現在
例)GI 1127
という刻印です
最初のGIは工場番号で変わらず
初めの1と3番目の2が変更となり月ではなく週となりました。
なのでその年の12週目に製造されたこととなります。
月に大体4週ありますので3月頃かなというように大体で確認します、買取時重要なのは年なので・・・
2番目の1と4番目の7は同じく年となります。
なので2017年の3月頃 GIの工場で製造されたと判断できます。
ヴィトンの工場はどんどん追加されていますので売れているんでしょうねーうらやましい!
A0・A1・A2・AA・AAS・AH・AN・AR・AS・AX・BA・BJ・BU・CO・CT・CV・CX・DR・DU・DT・ET・FL・GR・IT・LA・LM・LW・MB・MI・MM・MS・NO・RA・RI・RE・SF・SA・SD・SL・SN・SP・SR・TA・TH・TJ・TR・TS・TY・VI・VX
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FC・FH・FL・LA・OS・SD・TX
LP・OL
※アルファベット順です。