時計を売りたいけど、少し調子が悪いからオーバーホールしてから売りにもって行けばいいですか?
というような質問をいただく場合があります。
答えはオーバーホールしなくてもいいです!となります。
基本的に時計のオーバーホールはクォーツの場合1万円から2万円
自動巻きのような機械式ならば2万円から3万円
最低でもかかります。
メーカーやクロノグラフのような機能があるようなものならばさらに1万円~2万円プラスになったりします、
正規店でオーバーホールした場合はさらに高額となることが多いです。
そのオーバーホールした金額を上回る買取価格になれば得をしますが、
まずそれは無いと言っていいでしょう。
うまくいって金額的に横横でしょう。
物によってはオーバーホールに出すだけ赤字だったと言う方も見受けられます。
大手の買取店では時計修理士を抱えていることが多いのでどこよりも安くメンテナンスができたりします、
小規模の買取店でもオーバーホールに出さずにそのままオークションや市場に出品する店も多いです。
それではヤフオクを例に出してみて見ましょう
下記のヤフオク2019年10月現在のプリントスクリーンですが、
オメガの3510.50のジャンクとしての落札結果です。
難があるオメガの出品です状態の良いもので12万円の最高落札です。
次にオーバーホール済みの落札結果を見てみましょう!
OH済みの新品仕上げ(磨き済み)の落札結果です。
その差額は5万円ほどです。
オーバーホールと新品仕上げをしたことがある人はわかると思いますが、
17万円で落札されているこのオメガはクロノグラフで、さらに新品仕上げもされています。
正規でオーバーホールしたら状態にもよりますが5万円以上はかかります。
時計修理店でも磨き込みなら5万円はだいたいかかってきます。
なので買取時もオーバーホールしてる時計ならば多少評価して買取可能ですが、その代金以上の価格がプラスされるかと言ったら疑問です。
買取店の場合契約した修理業者に買取後オーバーホールを依頼することが多いので、一般の方より安くオーバーホールできることがあります。
なのでせっかく高いオーバーホールに出されても買取で高く評価されるかといったら、それは難しいでしょう。
少し遅れたり進んでいる時計ならばまだしも、まったく動いていなく状態も悪い時計になると、
さらにマイナス査定になります。
これはオーバーホールで治るかどうか不明だからです、部品代がかかったり!浸水してほとんどが錆びてしまったり!
といった懸念が考えられるからです。
そのような場合は多少でも動いていたほうがいいのでオーバーホールしたほうがいいのでは?
と思うかもしれませんが、それはそれでかなり高いオーバーホール代金となりますので良し悪しです。
当店では、まったく動かない時計の診断チェックをさせていただいています。
動かなくなった時計でも簡単なトラブルで動かないと言ったことがあります。
などいろいろです。
この場合2000円から1万円以下で点検修理が可能な場合があります。
点検だけなら無料~2000円ですので一度ご相談ください。
同業者の方からも受け付けています。